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~最新の光応用計測~

光応用技術シンポジウム Senspec

概要

 Senspecは、精密工学会メカノフォトニクス専門委員会が毎年6月に開催しているシンポジウムで、光学技術を用いた製品や生産技術開発などに従事する若手技術者の基礎技術向上の支援だけでなく、光応用計測の情報共有や意見交換などの交流の場も提供しています。
 本年度のSenspecは、長年の実績があるだけでなく、これまでにない理論やニーズによる新たな展開を見せている「干渉計測」をテーマに、開発現場の第一線でご活躍している・してきた経験豊かな講師をお迎えして「干渉技術の基礎」に加えて、干渉計測装置の開発、干渉技術の応用、さらには、近年身近になりつつある量子干渉を扱うことで、現在の干渉計測を俯瞰いたします。

主催 公益社団法人精密工学会 メカノフォトニクス専門委員会
協賛 一般社団法人日本光学会、公益社団法人応用物理学会
開催日時 2023年6月16日(金) 10:00~15:00
会  場 パシフィコ横浜 展示会場 ハーバーラウンジB
【ハーバーラウンジBへの経路案内】
会場は、展示会場裏手(海側)となりますので、展示ホール向かって右手の海側へ道なりにお進みください。
※画像センシング展2023の会場(パシフィコ横浜・展示ホールD)の奥側(海側)のエレベーターからも入場は可能です。その際は事前に画像センシング展2023事前来場者登録(https://www.adcom-media.co.jp/iss/registry/)をお済ませいただき、来場者証を発行の上、画像センシング展入口にて「Senspec2023にエントリー済である」ことを伝えて入場ください。
開催形態 対面およびオンラインzoomによるハイブリッド形式
※シンポジウムは国および自治体の感染症防止のためのガイドラインに沿って運営します。当日会場にて参加される方は、マスクの着用、検温、手指消毒をお願いします。
参加費 一般:8,000円(税込)、学生:5,000円(税込)※テキスト1部を含む
申込締切 6月15日(木)12:00
申込方法 下記、参加申込よりお申し込みください。折り返し受領メールをお送りいたします。
※期日までに指定口座への参加費振り込みをお願いいたします。
支払方法 参加申込後、指定口座への振り込み決済
振り込み期日:6月15日(木)12:00まで

【取引口座】(振込手数料はお客様負担)
ゆうちょ銀行(郵便振替口座) 00110-8-412670
口座名義: アドコム・メディア株式会社

【取引銀行】(振込手数料はお客様負担)
みずほ銀行 新宿西口支店 普通預金 4694708
口座名義: アドコム・メデイア(カ
※「・」が入力できない場合は「アドコムメデイア(カ」としてください。
予稿集ダウンロード
情報の配信
6月15日(木)15:00以降(予定)
以上の期日に,テキストのダウンロードURLおよび聴講用ZOOM URLをメールにてお送りいたします。
問い合わせ先 精密工学会メカノフォトニクス専門委員会
Senspec2023事務局(代行)アドコム・メディア株式会社
e-mail: senspec@adcom-media.co.jp

プログラム

午前の部(司会:東京電機大学 小林 宏史)

10:00~10:15
オープニングリマークス
NPO3次元工学会 吉澤 徹
10:20~11:00
干渉計の実務
元(株)ニコン 市原 裕

キーワード:精度、誤差要因、使い方
概   要:半生を干渉計開発に携わった講師が、その経験から各種干渉計の紹介、歴史、特徴、光源、計測法、信号解析、使い方、使うにあたっての留意点等を述べる。特に精度とその向上法について紹介する。

11:05~11:45
干渉計測の基礎と自然光デジタルホログラフィ
情報通信研究機構 田原 樹

キーワード:フーリエ縞解析法、位相シフト干渉法、自然光デジタルホログラフィ
概   要:代表的な干渉計、フーリエ縞解析法、位相シフト干渉法に代表される干渉計測技術とデジタルホログラフィ法への適用について述べる。その後、自然な光でホログラム記録や透明物体の定量位相計測を行う、自然光デジタルホログラフィを紹介する。そして、論文等で報告されている研究成果、提案されている応用展開先を述べる。

午後の部(司会:大阪大学 水谷 康弘)

12:40~13:20
光部品の開発と製造に貢献するフィゾー型干渉計の新展開
キヤノンマーケティングジャパン(株) 佐藤 敦

キーワード:低コヒーレンス光源、SCI(スペクトル制御干渉法)、MSF(中間空間周波数領域)
概   要:フィゾー型干渉計は、光学部品及び機器の研究開発と製造に、必要不可欠なツールでありながら、干渉縞を捉えるセンサーの画素密度や位相解析の演算速度の進歩のほか、これまで大きな進展はなかった。本講演では、フィゾー型干渉計の回折限界を追求した光学デザインと低コヒーレンス光源の応用で、これまでの概念を打ち破る革新的な計測アプリケーションの新展開について解説する。

13:25~14:05
光学デバイスの品質管理における干渉計測の役割
コニカミノルタ(株) 野崎昭俊

キーワード:波面収差、Zernike多項式
概   要:波面収差は光学系による波面の歪を表すもので、Zernike多項式のような正規直交関数で展開をすると、どのような収差成分が光学性能に寄与していることが容易にわかり、品質保証や不良原因の解析にも役立つ。ここでは、干渉計による光学部品の透過波面収差測定法について、光ディスク用ピックアップレンズを例に紹介をする。

14:10~14:50
コヒーレンスと量子効果
東京大学 深津 晋

キーワード:コヒーレンス、量子効果、二重性、不確定性
概   要:よく耳にするコヒーレンスとは何なのか? 定量化できるものなのか?そもそもコヒーレントな光とそうでない光では何が違っているのか?量子的と古典的であることは、どこがどのように違うのか?光が波であり粒である二重性とは何なのか?不確定性と関係するのか?こうした基本的でありながらも整理がつかずに飛び地のまま放置されがちなもやもやした概念の輪郭と相互関係をすっきりくっきりさせることを試みる。

14:55~15:00
クロージングリマークス
福井大学 藤垣元治
15:00
終了

参加申込の受け付けは終了しました。
多くの方に申し込みいただき,ありがとうございました。

書籍のご案内

三次元工学1
光三次元計測 第2版

編集
吉澤 徹
判型
A5、136ページ
価格
1,800円(税抜)

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干渉計を辿る
 

著者
市原 裕
判型
A4変形,186ページ
価格
3,000円(税抜)

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