屋外使用においても視認性の高い小型ヘッドマウントディスプレイ用光学エンジンを開発(株)日立製作所
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(株)日立製作所は,小型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)向けの光学エンジンを開発したと発表した。保守点検などの屋外作業での活用には,従来,光学エンジン内にある光源のLEDから発した赤・青・緑の光を拡散板で拡散させ,混ぜ合わせることで,画面の色合いや明るさを均一にしていましたが,目以外の方向にも光が逃げてしまうため,画面が暗くなるという課題があったところ,同社はLEDが発した光を閉じ込めながら混ぜ合わせることで,視認性の高い光学エンジン技術を開発した。これにより,従来の技術に対して,約8倍の光利用効率となる輝度8,000cd/m2を低消費電力で実現し,外光下でも高い視認性を可能とした。この光学エンジンを搭載したHMDの使用により,屋外でも視覚的に作業内容を伝え,作業の効率化と確実性の向上を両立することが期待される。