小型・軽量かつ高精細画像を提供する3Dプローブを開発日本電波工業(株)
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日本電波工業(株)は,腹部・胎児検査用の超音波診断装置で使用される3Dプローブ(以下,超音波3Dプローブ)の,小型化・軽量化による操作性の向上と,高感度化ならびに揺動速度(1秒間の片道揺動の回数)の向上による高性能化を実現した超音波3Dプローブを開発したと発表した。体表検査用の2機種リニア型「T01515」および小型コンベックス型「T01552」,対腔内検査用の1機種TVコンベックス型「T01534」をラインアップしている。
体表検査用のリニア型は,技術面で,従来のセクタ揺動方式(探触子を円弧状に揺動させる方式)ではなく,リニア揺動方式(探触子を直線的に平行に揺動させる方式)を採用することにより,深部での画像分解能を向上させ,さらに鮮明な深部の3D,4Dの表示を可能にしたとしている。また,体表への接触面積を増加させることにより広範囲での診断を可能にするとともに,構造面での最小化をはかり,小型・軽量化を実現している。