ヘッドマウントディスプレイを用いた運転シミュレータを開発東京急行電鉄(株)
体験者がヘッドマウントディスプレイを装着すると,現実の走行環境をCGで再現した360度の仮想空間内で,研修が行える「体感型教材」である。これを使用することで,本番さながらの臨場感と緊張感が味わえるほか,従来の大型シミュレータに比べて半分以下のスペースで設置でき,導入コストも約30%削減できるとしている。この開発にあたり,東急電鉄は東横線の映像提供などで協力している。
今後,運転士,車掌,駅係員,保線作業員,電気設備作業員など,鉄道・軌道事業者向けのみならず,交通誘導員向けの教育教材など,幅広く「体感型教材」を開発していく予定であるという。