アルマ望遠鏡,132億光年先の銀河に酸素と塵を発見英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン 研究グループ
同グループは,ハッブル宇宙望遠鏡で発見された銀河A2744_YD4をアルマ望遠鏡で観測した。その結果,この銀河で塵と酸素が発する電波の検出に成功した。さらに酸素が発する電波を詳細に分析することで,この天体までの距離が132億光年であることを突き止めた。これはすなわち,132億年前の銀河の姿を捉えたことになる。また,検出された塵の総量と推定される星の誕生のペースをもとに,この銀河では134億年前から活発な星形成活動が始まったと考えている。これは,宇宙最初期の銀河における星の誕生を調べる重要な手がかりを得たことを意味している。