『細胞生物物理学者への道- 井上信也自伝-』発売青土社
序文より。「井上信也は科学に多くの貢献をしてきたが,最も重要なのは偏光顕微鏡の開発である。シンヤスコープと呼ばれるこの顕微鏡によって,仮説に過ぎなかった存在の紡錘体を観察することができ,細胞生物学の発展に多大な貢献をした。本書はこの偉大な生物学者,井上信也の幼少時から現在までの人生をたどる自伝である。研究者に向けて数々の研究上の成功を達成した理由と方法を惜しみなく描くばかりでなく,著者の科学への情熱も感じることができる一級の自伝となっている。(下村 脩:2008年ノーベル化学賞受賞)」
井上信也 著,馬渕一誠,谷知己,佐瀬一郎 訳。定価2,200円+税。ISBN 978-4-7917-6999-5