柔らかく小さな物でも柔軟につかめる電動3爪ロボットハンドシナノケンシ(株)
また,ロボットハンドとモーターが一体になった構造の中央部に中空(穴)構造を採用する。中空の直径はφ8mmで,対象物を把持した状態でさまざまな追加作業を組み合わせることが可能である。本体サイズは約42 ×50×150 mm(爪を閉じた状態)で,重さは約750 g。
電源はDC24 Vで,通信インターフェイスはRS-485を採用する。さらに,2爪のほか,金属や樹脂などの材質にも用途に合わせて変更できるように,爪のバリエー ションを開発している。
同社では,小物組み立てや食品,医薬品,化粧品などの製造現場での非定型物や柔らかい物,小さい物のため人による手作業が困難な工程において,自動化移行に向けて電動3爪ロボットハンドの提案を進めていく予定だとしている。