光を信号へと変換するタンパク質の新型ヘリオロドプシンを発見名古屋工業大学,イスラエル工科大学 研究グループ
これまでに発見されているロドプシンは,タイプ1(微生物由来)とタイプ2(動物由来)のいずれかに分類され,地球上にはタイプ1とタイプ2しか存在しないと考えられていた。
今回,イスラエルのガリラヤ湖に生息する微生物の網羅的遺伝子解析を行い,タイプ1,タイプ2とは異なる新しいロドプシンを発見し,ヘリオロドプシンと名付けた。 ヘリオロドプシンは広く微生物やウイルスに含まれていることが分かり,地球上の生物が行う新しい光利用戦略が存在することが明らかになった。今後,オプトジェ ネティクス(光遺伝学)にも新展開をもたらすことが期待される。