光照射で効率的に発熱するナノコイル状の新素材を開発産業技術総合研究所 研究グループ
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産業技術総合研究所の研究グループは,光発熱効果を示すナノコイル状の新素材を開発したと発表した。
この素材は,有機ナノチューブの表面に,ポリドーパミン(PDA)がコイル状に結合したもので,生体透過性の高い近赤外レーザーを照射すると,高効率で発熱する。培養したがん細胞に少量添加し,レーザー照射すると,60%以上の細胞が死滅した。近赤外レーザーを利用した生体深部のがん治療用材料としての応用が期待される。