映像を見て感じた内容を脳から言葉で読み解く脳情報デコーディング技術を開発情報通信研究機構 研究グループ

 情報通信研究機構の研究グループは,映像を見て感じた「物体・動作・印象」の内容を,脳活動を読み解くことで,1万語の「名詞・動詞・形容詞」の形で言語化する脳情報デコーディング技術の開発に成功したと発表した。
 従来の脳情報デコーディング技術では,約500単語に対応する物体や動作の内容を解読していたのに比べ,本技術の開発により,おおよそ20倍の1万単語に対応する内容を脳から解読することが可能となる。さらに,従来技術では解読できなかった「印象」の内容についても,形容詞の形で解読に成功した。
 今後,本技術を基盤技術とすることで,映像を見て感じたことを脳活動から読み取り評価する脳情報デコーディング技術に基づく映像コンテンツ評価手法や,発話や筆談が困難な方々などが頭の中で考えただけで内容を言語化してコミュニケーションを行う手段などの社会実装が期待される。

ニュース 新着もっと見る

書籍案内購入はこちら

干渉計を辿る

著者
市原 裕
価格
3,000円(税抜)

第11・光の鉛筆

著者
鶴田匡夫(ニコン)
価格
5,500円(税抜)

コンピュータビジョン 最先端ガイド6

著者
藤代一成,高橋成雄,竹島由里子,金谷健一,日野英逸,村田 昇,岡谷貴之,斎藤真樹
価格
1,905円(税抜)

Excelでできる光学設計

著者
中島 洋
価格
3,909円円(税抜)

シミュレーションで見る光学現象 第2版

著者
Masud Mansuripur
訳:辻内 順平
価格
6,000円(税抜)

レンズ光学入門

著者
渋谷 眞人
価格
4,000円(税抜)