マルチフェロイック結晶の分極を10兆分の1秒の光で制御

　東京科学大などのグループは、マルチフェロイック物質*であるBiFeO3の単結晶薄膜を、時間幅100 fsの光パルスで励起し、誘電分極の大きさがパルス幅の時間以 …

宇宙X線観測衛星 XRISM : 特異なＸ線連星から吹き出すプラズマの風とブラックホールの運動を捉える

　宇宙の多くの恒星は「連星」として生まれ、互いの重力や物質の影響を受けながら進化する。中でも「はくちょう座X-3」は、大質量星の一種であるウォルフ・ライエ星とブ …

細胞の老化を高感度に可視化する画期的なラマン顕微画像化法を開発

　慶應義塾大学などのグループは、ラマン散乱を用いて、細胞の老化を標識物質なしで可視化する顕微観察方法を共同開発した。 　細胞老化は、筋肉量減少や骨密度低下などの …

新たなマルチカラーX線CT撮像法を確立

　東京大学などのグループは、新しいタイプのマルチカラーX線CT（Computed Tomography）の技術を確立した。 　本研究ではシンチレータ*アレイおよ …

レンズレス顕微鏡による光の吸収分布取得を1回の計測で実現

　レンズ不使用で高分解能な観察が可能な顕微手法「コヒーレント回折イメージング」。本法は高性能レンズの作製が難しいX線領域で有用で、レンズ性能を超える分解能で材料 …

光のホプフィオンが持つ3次元渦構造の可視化に成功！

　千葉⼤学などのグループは光ホプフィオン*を集光照射、その偏光の渦構造をアゾポリマー**に転写することにより、光ホプフィオンの3次元渦構造を可視化することに成功 …

夜間の⼈⼯光がハエの繁殖を後押し?

　千葉⼤学のグループは、果樹害⾍のオウトウショウジョウバエ（Drosophila suzukii）を研究対象に、夜間⼈⼯光が繁殖⾏動に与える影響を評価した。その …

世界初、マルチコア・マルチモード光ファイバの新たな構造設計を考案・実証

　北海道大学などのグループは、1本の通信用光ファイバで10 倍以上の大容量化を実現する新たな構造設計を世界で初めて考案・実証した。 　本研究では、マルチコア構造 …

タンデム型太陽電池のトップセルとして有望な光吸収層を開発

　産業技術総合研究所は、希少金属インジウムを含まないCIS型薄膜太陽電池の光電変換効率を向上させる技術を開発した。 　現在普及する太陽電池よりも高性能化が期待で …

量子位相が駆動する励起子からの光電流発生に成功

　理化学研究所などのグループは、量子力学的な位相効果を利用することで、本来は電気伝導に寄与しない励起子からの光電流発生に成功した。本研究成果は、従来の太陽電池や …