ホログラフィによるフルカラー動画投影を実現東京農工大学，早稲田大学
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東京農工大などのグループは、メタサーフェス*を利用して広視域角・高解像度・高効率のフルカラーホログラフィ動画を実現した。
次世代ディスプレイの開発が期待される。
今回、窒化シリコンのナノ柱をメタアトム**とし、ガラス基板上に数億本配置、90フレーム(30フレーム×3色)からなるホログラム列を1枚の基板上に形成した。これは一般的なディスプレイ(フルHD)よりも高解像度で、180°の視域角を有する。また、ナノ柱製作の最適化で、光の利用効率を向上させた。地球が回転する動画（2D）に、3色の投影像を重ね合わせることで投影動画のカラー化を実現した。また、自動ステージにて基板を機械的に動かすことで、人間の目で滑らかに見える再生速度（55.9 fps）での投影に成功した。
*光（電磁波）の波長に比べ小さい誘電体導波路構造の配列で、自然界に存在しない屈折率や光機能を実現できる機能性表面
**メタサーフェスを構成する、光（電磁波）の波長に対し微小なサイズの構造体
