冷やした顕微鏡で氷と液体が接する界面を分子レベルで初計測神戸大学,分子科学研究所
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神戸大などのグループは、不凍液に浸した氷の表面形状を、冷却ボックスで丸ごと冷やした原子間力顕微鏡を使って精密に計測、高さ0.1 nmの階段状の構造が氷表面に発生することを見いだした。不凍液には-7℃に冷やしたオクタノールを用いた。0.1 nmは氷を構成する水分子1個に匹敵する小さな高さです。氷と液体間の界面形状をこれほど精密に計測した例は初めて。本成果で計測の応用範囲を広げることで、氷のサイエンスとエンジニアリングを進展させることが期待される。