令和 6 年能登半島地震後の詳細な海底地形データを一般公開ワールドスキャンプロジェクト,九州大学,金沢大学,広島大学
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金沢大学などのグループは、2024年の4月末から5月初め、能登半島沿岸で海底の詳細な地形調査を行い、得られた高精細の海底地形図を地元漁業関係者、海域利用者のために一般公開した。
この調査では、最新技術の「マルチビーム音響測深」により、輪島港周辺の海底地形を詳細にマッピングした。マルチビーム音響測深機は、海底に向け複数の音波を発射、その反射を捉えて海底の地形を3D で詳細に描き出す。今回の調査で輪島港周辺の海底地形が従来にない高精度で可視化された。また、得られた輪島港周辺の海底地形図をホームページで公開した。
公開された海底地形図は、平面図として見るだけでなく、Google Earth 上でも確認できる。これにより、誰でも簡単に海底の地形をチェックできるようになった