物質の相転移を用いて、光のトポロジカル相転移を世界で初めて実現東京工業大学,日本電信電話(NTT)
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東京工業大学などのグループは、相変化物質と半導体の特殊なハイブリッドナノ構る造の実現により、物質の相転移によって世界で初めて光のトポロジカル相転移を引き起こすことに成功した。
1996年にノーベル物理学賞が授与された固体のトポロジカル物性の原理が、近年ナノ構造中の光に適用され新しい光の自由度として活発に研究されているが、従来光のトポロジカルな性質は構造に固定され、作製後は変更できなかった。今回、物質の相転移を利用し、構造作製後にオンデマンドに光のトポロジカル相を切り替えられることを実証した。この成果は、物質の相転移と光の相転移を結び付けた新しい学術分野の創造につながるとともに、光のトポロジカルな性質を利用した再構成可能な新機能光集積回路の実現により、光を用いた高度な情報処理基盤の開拓につながる。
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