世界最高速の共焦点蛍光顕微鏡を開発東京大学,科学技術振興機構 研究グループ
従来の共焦点蛍光顕微鏡は,撮像速度が非常に遅く,多数の画像を短時間で取得したり,高速に変化する生体試料の様子を捉えたりすることは困難だった。今回,周波数分割多重や直交振幅変調と呼ばれる技術を用いて,生体試料の別々の場所から出てくる蛍光信号をまとめて捉えることで,撮像時間を大幅に短くした。
今後,多数の細胞画像から導かれる基礎科学の新たな発見や血中細胞からのがん診断やバイオ燃料生産微生物の開発などへの応用展開が期待される。