光依存的に環状ヌクレオチドを分解するロドプシン酵素の構造を解明東京大学,名古屋工業大学,名古屋大学 研究グループ
今回,東京大学,名古屋工業大学,名古屋大学の研究グループは,X線結晶構造解析によりRh-PDEの立体構造を決定したと発表した。決定した立体構造からRh-PDEの1本多い膜貫通ヘリックスとそれ以外の7本の膜貫通ヘリックスの位置関係が明らかになり,さらに,この1本多いヘリックスがRh-PDEの安定性と発現に関わっていることを明らかにした。
この研究により,今後,ロドプシンファミリータンパク質の多様性に対する研究が進展していくことが期待される。