超広帯域スクィーズド光源と検出技術の開発に成功情報通信研究機構,産業技術総合研究所,上智大学,学習院大学
今回,従来の10倍以上の波長幅110nm(周波数幅では13.4THz)のスクィーズド光を光ファイバー通信帯域で生成できる超広帯域のスクィーズド光源と,スクィーズド光を超高感度で検出できる超伝導転移端センサーを用いた光子数識別技術の開発に成功したことにより,スクィーズド光の光子が偶数個の光子から構成されるという特殊な性質(偶数光子性)を直接観測することに成功した。
今後,量子技術による大容量光通信や超高精度光計測の実現に向けた研究開発の加速化が期待される。