英国が2013年に設立した工学分野での大きな業績を顕彰する国際的な賞である「エリザベス女王工学賞(Queen Elizabeth Prize for Engineering)」の受賞者が発表され,兵庫県立大学高度産業科学技術研究所の寺西信一特任教授に授与されることが決定した。EricFossum(米国ダートマス大学),George Smith(元米国ベル研究所),Michael Tompsett(元米国ベル研究所)との共同受賞である。
受賞理由は,「固体撮像素子(CCDイメージセンサおよびCMOSイメージセンサ)の研究開発,特に埋込フォトダイオード(Pinned Photodiode)の発明」により,デジタルカメラやスマートフォンだけではなく,医療現場でのデジタル映像の活用につながったことが評価された。