テラドローンとレーザー搭載ドローンを用いて3次元測量を実施日本コムシス(株),テラドローン(株)
現場は急勾配で密集した森林地域であり,従来手法では,森林内部まで立ち入り入念な現場調査を行い,さらに測量のために森林の伐採を行う必要があった。これには,多大なコストと長期間が必要となり,発電所の建設計画を作成する上で高いハードルとなっていた。
この度実施したレーザー搭載ドローンによる3次元測量では,測量規模は13 ha,ドローンと測量の技術者4人が作業し,さまざまな角度から森林内部にレーザーを照射することで,森林を伐採することなく地形測量が可能であった。これにより,従来,数ヶ月を要する測量期間を2日間に短縮し,測量にかかるコストを5分の1に削減した。さらには,森林内部への立ち入りも最小限に抑えることができ,安全性の向上にも大きく貢献した。