光が引き起こす遷移金属中の超高速な電子の局在化現象の観測に成功筑波大学,マックスプランク物質構造ダイナミクス研究所,チューリッヒ工科大学 研究グループ UPDATE:2019.08.16 (5年前) | 記事カテゴリー:ニュース 筑波大学,マックスプランク物質構造ダイナミクス研究所,チューリッヒ工科大学の研究グループは,パルス光が遷移金属薄膜に引き起こすアト秒(10の18乗分の1秒)時間スケールの超高速な光吸収特性の変化を測定することに成功したと発表した。 同グループは,スーパーコンピューターを用いた第一原理計算により,測定された超高速な光吸収特性変化が,電子が物質内で空間的に局在することに起因していることを明らかにした。この成果は,光と物質の相互作用に関する基礎的知見を与えるもので,光により物質の性質の超高速制御を実現するための基盤となるものである。
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