ガンマ線バーストの電波偏光の測定に成功台湾・中央大学,東北大学,国立天文台 研究グループ
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台湾・中央大学,東北大学,国立天文台の研究グループは,アルマ望遠鏡を使ってガンマ線バーストの電波残光の偏光の測定に成功したと発表した。予想よりもはる
かに微弱な偏光の検出は,初期宇宙でも発生する宇宙最大の爆発現象であるガンマ線バーストの総エネルギーをさらに大きくする必要があることを示唆している。今
回,同グループは,複数の電波望遠鏡を有機的に連携させることで,電波残光での偏光の検出に成功し,観測・解析の手法も確立している。さまざまな種類のガンマ線
バーストや類似の突発天体に同じ手法を適用させることで,マルチメッセンジャー天文学の進展も期待される。