全固体電池の充放電中のリチウムイオンの動きをリアルタイムで観察する技術を開発名古屋大学,パナソニック(株),ファインセラミックスセンター 研究グループ UPDATE:2020.07.25 (4年前) | 記事カテゴリー:ニュース 名古屋大学,パナソニック(株),ファインセラミックスセンターの研究グループは,透過電子顕微鏡法と機械学習を用いて,バルク型および薄膜型の全固体電池内部のリチウムイオンの動きをナノメートルスケールでリアルタイム観察する技術を開発したと発表した。 本技術によってリチウムイオン移動抵抗の可視化が可能になり,正極物質内部の結晶粒界の影響で,リチウムイオンが複雑な拡散過程をともなって充放電していることが解明された。これにより,高性能な全固体電池の設計指針が明確化になり,今後の全固体電池の開発に大きく貢献する。
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