結晶化ガラス材料における最大の光変調性能を実現東北大学 研究グループ
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東北大学の研究グループは,光通信技術を支える光波制御デバイスの新たな材料となる「完全表面結晶化ガラス」を創製し,光の自在な操作を可能とするポッケルス効果の発現を実証した。また前駆体となるガラスの成分やナノ組織構造制御により,今回開発した材料の,光変調の性能の尺度となるポッケルス係数は,これまで報告されている結晶化ガラスにおいて最高値を達成した。「完全表面結晶化ガラス」は,現行の光ファイバーネットワークとの親和性が高く,安価かつ量産性に優れた光波制御デバイスの設計・創製を推進するものと期待される。