自己発電・蓄電機能付きシート型生体センサーを実現大阪大学
これまで,強誘電性ポリマー,有機ダイオード,蓄電キャパシタなどが集積化された電子デバイスは,超柔軟性(厚み10 μm以下,曲げ半径1 mm以下)を実現できていなかった。今回,同チームは,1 μm厚のポリマー基板上に強誘電性ポリマー,有機ダイオード,蓄電キャパシタなどを集積化する技術開発を行い,極薄シート型圧電システムを実現した。脈拍など生体情報のモニタリングや,同一システムによる自己発電にも成功した。
今後,肌に密着しても装着感なく生体計測できる,充電不要のシート型生体センサーシステムの実現が期待される。