4コア光ファイバーで毎秒319テラビット・3,001 km伝送達成情報通信研究機構
今回は,これまで利用されている波長帯域(C帯,L帯)に加え,利用が難しく一般的に商用化されていないS帯も用いて広帯域化し,552波長多重により大容量化を図った。さらに,希土類添加ファイバーを使った増幅器とラマン増幅の増幅方式を駆使し,3,001 kmの長距離伝送に成功した。標準外径光ファイバーは,既存設備でケーブル化が可能で,大容量長距離伝送の早期実用化が期待でき,Beyond 5G以降の新しい通信サービスの普及に必要な基幹系通信システムの実現に貢献する。