エネルギーロスのない熱流の発見と,量子熱機関への応用電気通信大学,科学技術振興機構,理化学研究所
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電気通信大学,科学技術振興機構,理化学研究所の研究グループは,量子的な状態の重ね合わせが熱の流れにどのように影響するかの系統的な規則を理論的に明らかにした。この規則によれば,適切な種類の量子重ね合わせを大量に用意することで,マクロな大きさの,エネルギー損失のない熱の流れを作ることができる。この効果を用いることで,少なくとも理想化されたモデルの上では,発電機・エンジン・冷却器などをはじめとした熱機関の性能が大幅に向上することがわかった。