6G通信向け電波制御材料3次元バルクメタマテリアルを開発東北大学
世界ではすでに移動通信システム5Gの次の世代「6G」を見据えた研究開発が始まっており,5G用の電波(ミリ波)よりさらに波長が短いテラヘルツ波が使用されることが明示されている。しかしながら,テラヘルツ波の制御に適した材料が乏しいため,加工が容易かつ幅広い屈折率特性を有する新規材料の開発が求められていた。同グループは,幅広い屈折率特性を有するテラヘルツ光学材料“三次元バルクメタマテリアル”を安価に大量生産可能な製造技術を開発し,今後,次世代通信技術「6G」をはじめ,医療・バイオ・農業・食品・環境・セキュリティなど幅広い分野での応用に期待される。