AI技術を用いた深海における環境影響評価手法を考案産業技術総合研究所
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産業技術総合研究所は,希少金属であるコバルトやニッケル、白金などを含む「コバルトリッチクラスト」など,深海での資源開発の環境影響評価に向け,AI(人工知能)技術を活用した懸濁粒子の観測手法を考案した。
深海での鉱物資源の開発では,海底掘削や揚鉱水の排水に伴い生じる懸濁粒子が生物に影響を及ぼす懸念があるが,資源開発の環境影響評価のために重要な懸濁粒子の観測は,従来は困難であった。そこで本研究では物体検出というAI技術を活用,水中画像から懸濁粒子数の自動計測を実現,懸濁粒子への影響の評価が可能になると期待される。