ウイルスを不活化し人体に無害な,波⻑ 230nmの遠紫外LED光源などの開発に成功理化学研究所,⽇本タングステン
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理化学研究所 などのグループは,⼈体への影響を低く抑えつつウイルスに対する不活化効果の⾼い,波⻑ 230 nm(1nm は 10 億分の 1m)の遠紫外 LED 光源と,これを集積化した⾼出⼒光源モジュールの開発に成功した。
これまで、波⻑ 230nm LED を⽤いて発光に⾄った報告例は少なく、⼈体に対して無害とされる波⻑のLED を活⽤して、医療における予防・検査、環境衛⽣などの分野への展開が期待される。
波⻑ 230nm の遠紫外光はほとんど⽪膚や角膜の表⾯で吸収されるため,細胞にダメージを与えにくい。一方でウイルスは⼈の細胞よりもはるかに⼩さく,この波長の遠紫外線はウイルスに対し不活化作⽤をもたらす。