光で骨吸収をコントロールする新技術を開発東京医科歯科大学
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東京医科歯科大学の研究グループは、光を用いて成熟破骨細胞を分化誘導する新たなツール「Opto-RANK」を開発した。光照射を制御することで特定の場所で破骨細胞を生み出すことに成功し、局所的な骨吸収が可能となった。破骨細胞の過剰な活性化は骨粗鬆症や歯周病の原因となる一方で、機能不全は骨硬化を呈する大理石骨病などの原因となることが知られている。光で骨吸収を操作することができれば、骨疾患や歯科矯正の新たな治療方法の開発につながる可能性がある。