がんの骨転移をCT画像から自動で検出するAIモデルの開発東京医科歯科大学,NTTデータグループ
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東京医科歯科大学などのグループは、CT画像から「がんの骨転移」を自動で検出可能な新たなAIモデルを開発することに成功した。また、開発したAIモデルが整形外科および放射線科の専門医と同等の検出精度を示し、若手医師の画像診断精度を向上させることも検証した。
今後、開発したAIモデルの医療現場への実装が実現すれば、医師(特に若手医師)の画像診断精度が向上し、骨転移見逃しの減少が期待できる。従来、診断や治療開始が遅れがちな「がんの骨転移」を早期発見、適切な治療が開始できれば、病的骨折や脊髄麻痺の発症を予防でき、QOLが低下するがん患者を減らすことができる。