プラズマ照射で難治性骨折が早く治癒する大阪公立大学
大阪公立大学のグループは、低温大気圧プラズマを生体(ラット)に直接照射することで骨癒合(骨折した骨がくっつく)が進み、強度も非照射に比べ約3.5倍の強度となったとの研究成果を発表した。
さらに本研究では細胞への影響を調べるため、ラットの前骨芽細胞株にプラズマを5~15秒間照射した。その結果、骨芽細胞が骨細胞へ分化する際の指標となるタンパクの活性が上昇し、骨芽細胞の成熟が進んでいることが分かった。
今後、現在行われている骨折治療と本治療を組み合わせることで、より確実な骨癒合や治療期間短縮への貢献が期待される。