Beyond 5Gに向けた超高速光データ伝送を加速 ―強誘電体薄膜をシリコン基板上に形成―九州大学
九州大学のグループは、従来難しかった、強誘電体(PLZT)薄膜をシリコン基板上に結晶膜を形成させる方法を見出し、超高速光変調器の作製に成功した。光変調器は、長さ2.5mmの小型化を可能にしたばかりでなく、既存デバイスの10倍以上の動作効率を示し、高速性では170ギガボーレート以上で変調動作することを明らかにした。このような超高速光変調は、Beyond 5G、6Gを支える様々な光ネットワーク伝送の最先端技術や光量子コンピュータを支える光集積技術への展開も期待できる。