固体中でも液体中にいるかのようによく動く分子を発見北海道大学,東北大学
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北海道大学などのグループは、固体状態でも溶液中にいるかのような動きをする分子を開発した。
分子、イオンは固体中では動きが制限されるが、溶液中では自由に動き回ることができ、固体中と溶液中では分子の性質が大きく異なる。近年、固体中でも分子が動く現象が見つかりつつあるが、溶液中に比べるとその動きはわずかであった。
今回、分子を適切に設計することにより固体状態でもよく動く分子を発見し、固体状態において溶液状態のような光反応性を示すことを見出した。またこの分子は、固体中でよく動く性質に関連した興味深い特徴(結晶が飛び跳ねる、二酸化炭素を取り込む細孔を形成する)を示すことが分かった。本成果は、新たな材料開発に大きく貢献することが期待できる。