世界初、マルチコア・マルチモード光ファイバの新たな構造設計を考案・実証北海道大学,日本電信電話
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北海道大学などのグループは、1本の通信用光ファイバで10 倍以上の大容量化を実現する新たな構造設計を世界で初めて考案・実証した。
本研究では、マルチコア構造を用い隣接する 3 つのコア間の光結合を利用することで、異なる光の種類(モード)の光信号同士の結合を実現することに世界で初めて成功した。この成果により、光ファイバの細さを一定に保ったまま、より少ないコア数で 10 以上の空間多重と結合状態を両立することが可能であり、IOWN (Innovative Optical and Wireless Network)APNがめざす伝送容量125倍の実現に向け、既存光ファイバの 10 倍超の大容量化を可能とするマルチコア光ファイバ(MCF)設計に新たな選択肢が加わった。