4色の光スキルミオンを発生できるファイバーレーザー装置の開発に成功! ―自由空間光通信や超解像顕微鏡実現に向けた第一歩―千葉大学,サウスハンプトン大学,千葉工業大学
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千葉大学などのグループは、緑、オレンジ、赤、深赤の4色で光スキルミオン*を発生できる小型ファイバーレーザーを開発した。レーザー共振器の内部に配置されたレンズを共振器の光軸方向に沿って移動させるだけで、レーザーの色(波長)を切り替えることができる。
この成果は、光スキルミオンのような光の準粒子を用いた微細加工や超解像顕微鏡開発における可能性を示唆し、物理学や材料科学における新たな知見をもたらす。
*光の偏光を示すストークスベクトルを2次元平面に投影した時にできる、渦構造の偏光空間分布を持つ光。