光エレクトロニクスの玉手箱
光エレクトロニクスの玉手箱とは…
光エレクトロニクスの玉手箱は2013年3月号からスタートした新連載です。光エレクトロニクス分野は,産業,教育,自然,生命,社会などへの貢献が期待されています。東京工業大学の前学長・伊賀健一先生と,東芝で光デバイス・光半導体デバイスの研究開発に従事されている波多腰玄一氏に,光エレクトロニクスの原理と魅力について解説いただきます。また,光と電子の振る舞いを探求する傍ら,関連事項のエピソードなどを記したコラムも掲載します。お知らせもっと見る
- 伊賀健一氏が文化功労者に選出 (2022/10/28)
- IEEEエジソンメダル受賞記念インタビュー/伊賀 健一 氏 (2021/7/25)
- 第4回光工学功績賞(高野榮一賞)受賞記念インタビュー/伊賀 健一 氏 (2021/5/25)
- 3月22日「面発光レーザーの日」制定 (2021/5/13)
- 伊賀 健一 氏が光工学功績賞(高野榮一賞)を受賞 (2021/2/2)
電子書籍「光エレクトロニクスの玉手箱」シリーズ
以下の表紙画像をクリックすると「アドコム・メディアのオンライン書店」の各巻のページに移動します。
2020年4月25日(土)発売
関連電子書籍「面発光レーザーの原理と応用システム」
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2020年9月25日(金)発売
- はじめに
- 訂正補足
- 総目次
- 著者紹介
第0章 連載の目指すところ※本内容は2013年3月号に掲載されています。
編集子:この講座の目指すところはどこにあるのでしょう?伊賀・波多腰:およそ次のように考えています。
- 光と電子の原点を探って多くの人々がその性質を知る
- そこに意外性が発見できれば新しい展開に役立つかも
- 光で世界中が住みよい環境を作る
編集子:本誌は光エレクトロニクスの専門誌なのですが,あらためて光エレクトロニクスについてのお考えをお聴かせいただけませんか?
伊賀:この分野は主に1960年にセオドール・メイマン(Theodore Maiman)が初めて実現したレーザーや,同じころ出現したLEDなどとともに発展してきた学術,技術,産業分野です。私たち2人は,応用物理学会・日本光学会・微小光学研究グループに属しています。2012年12月に開かれた第126回の研究会で,元素を見直すという特集を組みました。そこで,元素表を微小光学の目から見てみようということになり,著者の一人である波多腰玄一が中心となり,グループのメンバーが意見を出し合ってまとめ,アドコム・メディア社がデザインしたのが,本誌付録の「光エレクトロニクスの周期表」1)です(図1)。 波多腰:そこで気がついたのは,ほとんどの元素が光エレクトロニクスに使われているという事実でした。同グループおよび親学会である応用物理学会のお許しを得て,本連載の1回目に元素を取り上げ,研究会資料を基に解説を加えて登場させました。ともかく光エレクトロニクスは,学問的にはマクスウェルの方程式に基づく「光」,シュレーディンガーの方程式に基づく「電子」が主役となってそれらの相互作用をもとに,材料,デバイス,システムなど,非常に多岐にわたっています。
伊賀:将来の発展のためには単なる応用事例の紹介ではなく,いつも原理と基礎に立ち返って考える必要があると考えてこの連載を始めることにしました。
3つの学術を総合的にとらえる
編集子:ところで「光と電子の原点に戻る」とは?伊賀:ちょっと長くなりますが,原点,基礎と言うと,物理学や化学などのいわゆる基礎科学があり「発見・理解の学術」と言えるものです。宇宙や素粒子など,今まで分からないものが世の中にたくさんあって,それを見つけようという「学術」です。それからもう1つ,現象はあるのだけれども,その仕組みを理解しようとするもの。例えば,クーロンやファラデーの発見をもとに,マクスウェルは「変位電流」という概念を導入して電磁界の振る舞いを統一的に理解しました。
次は「創造的な学術」。これは工学(エンジニアリング),文学,芸術のようなもので,今までなかったものを創り出すという作業です。例えば,テレビを例に取ると,時間を無限大にもっていっても自然に出てくるという確率はゼロでしょう。音楽もそうで,例えば,モーツァルトがいなかったらモーツァルトの曲はできなかっただろうし,最後の曲である「レクイエム」は彼が全部完成させているわけではないので,補筆部分はどうもモーツァルトらしくない。
波多腰:ジャズの世界でも,オスカー・ピーターソンは他の人にはない味があります。以前私の知人から,音楽のメロディーは有限の音符の組み合わせなので,そのうち作り尽くされてしまわないのか心配で夜も眠れないというメールがきたことがあります。これは確かにあり得ることのように思われます。昔,これと似たようなことを言った人がいました。J. H. Jeansによれば,「6匹のサルがタイプライターを何百万年もでたらめに打っていれば,ついには大英博物館のすべての書物を書いてしまうであろう」(J. H. Jeans: Mysterious universe,Cambridge University Press(1930))。固体物理学で有名なキッテル著の「熱物理学」(C. Kittel andH. Kroemer: Thermal Physics(W. H. Freeman andCompany, New York, 1980)2nd Ed.)の練習問題に「この確率を計算してみなさい」という問題があります。具体的には,
この確率は10-164316となり,ほとんど0です。すなわち,100億匹のサルが宇宙の年齢の間中タイプライターを打ち続けたとしても,大英博物館の書物どころか,ハムレット1冊すら打ち出せないということです。したがって同じように,メロディーが作り尽くされてしまうという心配は恐らくないでしょう。モーツァルトの曲はモーツァルトしかできなかったでしょうし,オスカー・ピーターソンの演奏はオスカー・ピーターソンしかできなかったと思います。 伊賀:第3は,社会を安定に,しかも健康に生活できるための「学術」になります。例えば法学,政治学,経済学,心理学などの学問,それから農学や医歯薬学のような分野,また,工学の中でも情報,エネルギー,環境,土木,建築などは,仕組みを作ったりインフラを構築するためのものです。100億匹(現在の世界人口の約1.4倍)のサルが1018秒(宇宙の年齢の約2.3倍)の間中,タイプライターに向かって毎秒10個のキーをランダムに打ち続けた場合,シェークスピアのハムレットを打ち出す確率を求めよ。ただし,タイプライターのキー:44,ハムレットの文字数~10万文字
工学を考えるとき,やはり,基礎原理なのか,ものを作るのか,仕組みを作るのかをよく考えないといけません。発見・理解の科学や技術には基礎の部分が非常に多い。しかし,例えばニュートリノの発見にしても,光電子増倍管という工業製品を使って,それを応用したという側面があるので,すべてが基礎というわけでもなく,いろいろなものの複合です。
光エレクトロニクスでも,分かったものや存在するものをただ応用するのかというとそうでもない。例えば,私どもが研究していた面発光レーザーというデバイスを実現しようとすると,原理そのものはもちろん,いろいろな材料を用いて今までなかったものをどのようにして作るか,仕組みをどのようにして理解していくかといった基礎の部分をもとにして,想像力を働かせて新しいものを創っていくという作業をします。
したがって,これから考えていく「玉手箱」の連載でも,以上述べた3つの要素をバランスよく見ていくことにしたいと思っています。
波多腰:つまり,工学,産業分野でも,原理,技術,仕組み作りが非常に大きな役割を果たしているわけですから。
光と電子の振る舞いを探求
編集子:多くの方に光と電子の性質を知ってもらうことで,どんな展開が考えられるでしょうか。伊賀:これからますます広がる光エレクトロニクス分野において,産業,教育,自然,環境,生命,社会などへの貢献が期待されます。そこでは,光と電子の性質を知っておくことが肝要です。
波多腰:「元素」に話を戻しますと,物質は素粒子から成り立っていて,元素はそれらの複合体です。電子は素粒子の1つでありながら,独特の行動を見せます。質量,電荷,スピンを持ち,かつ波動的な振る舞いを示すのですね。
伊賀:一方,光は電磁波の1つであり,かつ量子的な側面も持っています。さらに宇宙は広い。多くは真空の空間ですが,暗黒物質,暗黒エネルギー,ブラックホールなど,まだ分かっていないものも多い。さらに最近,この真空の空間もヒッグス粒子という微細な粒子で充満しているかもしれないと言われ始めました。電子がヒッグス粒子により散乱されて波動性のような振る舞いを示すもとになっているかもしれないなど,興味は尽きません。図2に,われわれを取り巻く宇宙と元素,電子,光の世界をイメージしてみました。 編集子:これまでにもO plus E 誌にはいくつかの講座が連載されています。鶴田匡夫氏の“光の鉛筆”,本宮佳典氏の“波動光学の風景”などです。これらの講座とはどのように違うのでしょうか。新連載となる「玉手箱」ならではの醍醐味をお聞かせください。
波多腰:これから始めようとしますので,必ずしもはっきりとしたことは申し上げにくいのですが……。われわれの「玉手箱」では,光エレクトロニクスの中でも主にレーザーなどのデバイス,半導体材料,光通信とか光ディスクなどシステムについて見ていくことにしています。筆者等がずっと研究してきた分野がそこにあるからです。
伊賀:われわれはこれまでにないものを作っていこうという研究でしたので,新しい材料を作ったり,デバイスを考えたりするとき,電子の性質,光の気持ちが分かるところまでとことん考えて来たわけです。それらを少しでも思い出しながらご紹介したいと思っています。
編集子:そして,この連載のタイトルですが「玉手箱」というのは?
伊賀:最初,「光エレクトロニクス―その原理と魅力―」として準備してきました。ただ,上記の鶴田さんや本宮さんの講座よりもう少し気まぐれで,物質やデバイスについても触れようと思っているので,開けてびっくりの堅苦しくないタイトルはないかと考えてたものです。いかがでしょうか?
波多腰:開けると真実が分かってしまうというニュアンスもありちょっと刺激的で,書こうとしている意図に合っていてよろしいのではないかと思います。
編集子:「光エレクトロニクスの玉手箱」に大賛成です! インパクトがあり,何よりもワクワクする感じが集約され,タイトルを見ただけで好奇心がかき立てられます。
伊賀・波多腰:本連載を始めるきっかけは,後藤顕也さん(元東芝(株),元東海大学教授,日本学術振興会光エレクトロニクス第130委員会・委員長)のお薦めによります。ご助言に対し深く感謝いたしたく思います。また,これからの連載には,応用物理学会・日本光学会・微小光学研究グループのこれまでの活動と,これからの研究会からの知見によるところが大きいと考えています。併せて感謝申しあげます。
参考文献
- 応用物理学会/日本光学会・微小光学研究グループ企画・編集,伊賀健一監修,波多腰玄一執筆:“光エレクトロニクスの周期表”,Microoptics News 30,No.4(2012) 付録
コラム
Duo21を始めたころと前後して,メイマンおよびオスカー・ピーターソンの自叙伝が出版されました。それらの本のタイトルにどちらもオデッセイ(Odyssey)という言葉が使われています(図)。映画の「2001年宇宙の旅」も原題は“2001, A Space Odyssey”で,英雄オデッセウスの放浪の冒険を記した叙事詩に由来して,「未知への長い冒険の旅」という意味があるようです。
メイマンは米国で生まれ,晩年をカナダで過ごしました。一方オスカー・ピーターソンはカナダ出身で,晩年は米国,メイマンと同じ2007年に亡くなっています。2人が会ったことがあるかどうかは分かりませんが,ほぼ同じ時代を生きたということのようです。
Theodore H. Maiman,
1927-2007 The Laser Odyssey,
Laser Press, Blaine,
WA(2000)
Oscar E. Peterson,
1925-2007 A Jazz Odyssey,
The Life of Oscar Peterson,
Continuum, New York (2002)
訂正表
UPDATE:2020.06.03「O plus E」に連載された「光エレクトロニクスの玉手箱」の掲載内容に誤りがございました。ここに謹んでお詫び申し上げますと共に,下記PDFファイルのように訂正させていただきます。
UPDATE:2020.06.03
書籍をご購入いただいたお客様へ
書籍の訂正表を掲載しております。以下より該当巻を選択し,PDFファイルをダウンロードしてご覧ください。謹んでお詫び申し上げます。
各章補足
本誌では紹介できなかったカラー図表や動画などをご覧いただけます。※記述のない章には補足はありません。
- 第4章 光はどこから?(その1) 2013年6月号-補足
- 第5章 光はどこから?(その2) 2013年7月号-補足
- 第6章 光は曲がる(その1) 2013年8月号-補足
- 第7章 光は曲がる(その2) 2013年9月号-補足
- 第8章 光は曲がる(その3) 2013年10月号-補足
- 第9章 半導体が光る(その1) 2013年11月号-補足
- 第10章 半導体が光る(その2) 2013年12月号-補足
- 第11章 半導体が光る(その3) 2014年1月号-補足
- 第13章 レーザーはおもしろい(その2) 2014年3月号-補足
- 第14章 レーザーはおもしろい(その3) 2014年4月号-補足
- 第15章 半導体レーザーの活躍(その1) 2014年5月号-補足
- 第16章 半導体レーザーの活躍(その2) 2014年6月号-補足
- 第17章 半導体レーザーの活躍(その3) 2014年7月号-補足
- 第18章 面発光レーザー(その1) 2014年8月号-補足
- 第19章 面発光レーザー(その2) 2014年9月号-補足
- 第20章 面発光レーザー(その3) 2014年10月号-補足
- 第22章 発光ダイオードの輝き(その1) 2014年12月号-補足
- 第23章 発光ダイオードの輝き(その2) 2015年1月号-補足
- 第24章 発光ダイオードの輝き(その3) 2015年2月号-補足
- 第25章 周期構造に出会う光(その1) 2015年3月号-補足
- 第38章 多彩な役目の微小光学(その4) 2016年4月号-補足
- 第42章 エネルギーの宝庫:太陽電池(その2) 2016年8月号-補足
- 第43章 光に有機を(その1) 2016年9月号-補足
- 第46章 光に有機を(その4) 2016年12月号-補足
- 第50章 忘れないで:光ディスクメモリー(その1) 2017年4月号-補足
- 第51章 忘れないで:光ディスクメモリー(その2) 2017年5月号-補足
- 第52章 忘れないで:光ディスクメモリー(その3) 2017年6月号-補足
- 第53章 忘れないで:光ディスクメモリー(その4) 2017年7月号-補足
- 第55章 目にも鮮やかディスプレイ(その2) 2017年9月号-補足
- 第56章 目にも鮮やかディスプレイ(その3) 2017年10月号-補足
- 第57章 目にも鮮やかディスプレイ(その4) 2017年11月号-補足
総目次
第0章 | 「光エレクトロニクスの玉手箱」連載の目指すところ | 2013年3月号掲載 |
第1章 | 光エレクトロニクスと元素 | 2013年3月号掲載 |
第2章 | 電子とは何者?(その1) | 2013年4月号掲載 |
第3章 | 電子とは何者?(その2) | 2013年5月号掲載 |
第4章 | 光はどこから?(その1) | 2013年6月号掲載 |
第5章 | 光はどこから?(その2) | 2013年7月号掲載 |
第6章 | 光は曲がる(その1) | 2013年8月号掲載 |
第7章 | 光は曲がる(その2) | 2013年9月号掲載 |
第8章 | 光は曲がる(その3) | 2013年10月号掲載 |
第9章 | 半導体が光る(その1) | 2013年11月号掲載 |
第10章 | 半導体が光る(その2) | 2013年12月号掲載 |
第11章 | 半導体が光る(その3) | 2014年1月号掲載 |
第12章 | レーザーはおもしろい(その1) | 2014年2月号掲載 |
第13章 | レーザーはおもしろい(その2) | 2014年3月号掲載 |
第14章 | レーザーはおもしろい(その3) | 2014年4月号掲載 |
第15章 | 半導体レーザーの活躍(その1) | 2014年5月号掲載 |
第16章 | 半導体レーザーの活躍(その2) | 2014年6月号掲載 |
第17章 | 半導体レーザーの活躍(その3) | 2014年7月号掲載 |
第18章 | 面発光レーザー(その1) | 2014年8月号掲載 |
第19章 | 面発光レーザー(その2) | 2014年9月号掲載 |
第20章 | 面発光レーザー(その3) | 2014年10月号掲載 |
第21章 | 面発光レーザー(その4) | 2014年11月号掲載 |
第22章 | 発光ダイオードの輝き(その1) | 2014年12月号掲載 |
第23章 | 発光ダイオードの輝き(その2) | 2015年1月号掲載 |
第24章 | 発光ダイオードの輝き(その3) | 2015年2月号掲載 |
第25章 | 周期構造に出会う光(その1) | 2015年3月号掲載 |
第26章 | 周期構造に出会う光(その2) | 2015年4月号掲載 |
第27章 | 周期構造に出会う光(その3) | 2015年5月号掲載 |
第28章 | 井の中の電子(その1) | 2015年6月号掲載 |
第29章 | 井の中の電子(その2) | 2015年7月号掲載 |
第30章 | 光ファイバー:光で紡ぐ世界(その1) | 2015年8月号掲載 |
第31章 | 光ファイバー:光で防ぐ世界(その2) | 2015年9月号掲載 |
第32章 | 光ファイバー:光で紡ぐ世界(その3) | 2015年10月号掲載 |
第33章 | 光ファイバー:光で紡ぐ世界(その4) | 2015年11月号掲載 |
第34章 | 光ファイバー:光で紡ぐ世界(その5) | 2015年12月号掲載 |
第35章 | 多彩な役目の微小光学(その1) | 2016年1月号掲載 |
第36章 | 多彩な役目の微小光学(その2) | 2016年2月号掲載 |
第37章 | 多彩な役目の微小光学(その3) | 2016年3月号掲載 |
第38章 | 多彩な役目の微小光学(その4) | 2016年4月号掲載 |
第39章 | 光のキャッチャー:受光デバイス(その1) | 2016年5月号掲載 |
第40章 | 光のキャッチャー:受光デバイス(その2) | 2016年6月号掲載 |
第41章 | エネルギーの宝庫:太陽電池(その1) | 2016年7月号掲載 |
第42章 | エネルギーの宝庫:太陽電池(その2) | 2016年8月号掲載 |
第43章 | 光に有機を(その1) | 2016年9月号掲載 |
第44章 | 光に有機を(その2) | 2016年10月号掲載 |
第45章 | 光に有機を(その3) | 2016年11月号掲載 |
第46章 | 光に有機を(その4) | 2016年12月号掲載 |
第47章 | 地球を一つに:光通信システム(その1) | 2017年1月号掲載 |
第48章 | 地球を一つに:光通信システム(その2) | 2017年2月号掲載 |
第49章 | 地球を一つに:光通信システム(その3) | 2017年3月号掲載 |
第50章 | 忘れないで:光ディスクメモリー(その1) | 2017年4月号掲載 |
第51章 | 忘れないで:光ディスクメモリー(その2) | 2017年5月号掲載 |
第52章 | 忘れないで:光ディスクメモリー(その3) | 2017年6月号掲載 |
第53章 | 忘れないで:光ディスクメモリー(その4) | 2017年7月号掲載 |
第54章 | 目にも鮮やかディスプレイ(その1) | 2017年8月号掲載 |
第55章 | 目にも鮮やかディスプレイ(その2) | 2017年9月号掲載 |
第56章 | 目にも鮮やかディスプレイ(その3) | 2017年10月号掲載 |
第57章 | 目にも鮮やかディスプレイ(その4) | 2017年11月号掲載 |
第58章 | ぞうをとる:撮像(その1) | 2017年12月号掲載 |
第59章 | ぞうをとる:撮像(その2) | 2018年1月号掲載 |
第60章 | ぞうをとる:撮像(その3) | 2018年2月号掲載 |
第61章 | レーザーで見る:ライダー | 2018年3・4月号掲載 |
第62章 | 光で印刷:レーザープリンター | 2018年5・6月号掲載 |
第63章 | レーザーで探る光センシング | 2018年7・8月号掲載 |
第64章 | 光は粒か,電子は波か:まとめて量子を考える(その1) | 2018年9・10月号掲載 |
第65章 | 光は粒か,電子は波か:まとめて量子を考える(その2) | 2018年11・12月号掲載 |
第66章 | 光は粒か,電子は波か:まとめて量子を考える(その3) | 2019年1・2月号掲載 |
第67章 | 「光エレクトロニクスの玉手箱」を終えて:座談会 | 2019年3・4月号掲載 |
著者紹介
1959年広島大学附属高等学校卒業。1963年東京工業大学理工学部卒業,1968年同大学院博士課程修了(工学博士)。同年より,東工大精密工学研究所に助手として勤務,1974年助教授,1984年教授に就任。面発光レーザー,微小光学の研究に従事。1979-1980年ベル研究所客員MTS。2001年東工大名誉教授。2001-2007年日本学術振興会理事,2007-2012年東工大・学長。
応用物理学会フェロー/微小光学研究会代表。電子情報通信学会名誉員・フェロー・会長(2002年度)。レーザー学会フェロー。紫綬褒章,東レ科学賞,市村学術賞(功績賞),朝日賞,藤原賞,C & C賞など受賞多数。2013年フランクリン賞(ゴールドメダル・バウワー賞),2018年瑞宝重光章。
趣味はコントラバス演奏(町田フィルハーモニー交響楽団所属,町田フィル・バロック合奏団主宰),2001年から波多腰玄一氏(ピアノ)と“Duo21”で演奏。
応用物理学会フェロー/微小光学研究会代表。電子情報通信学会名誉員・フェロー・会長(2002年度)。レーザー学会フェロー。紫綬褒章,東レ科学賞,市村学術賞(功績賞),朝日賞,藤原賞,C & C賞など受賞多数。2013年フランクリン賞(ゴールドメダル・バウワー賞),2018年瑞宝重光章。
趣味はコントラバス演奏(町田フィルハーモニー交響楽団所属,町田フィル・バロック合奏団主宰),2001年から波多腰玄一氏(ピアノ)と“Duo21”で演奏。
1968年長野県松本深志高等学校卒業。1974年東京大学工学部卒業。1980年同大学院博士課程修了(工学博士)。同年より,東京芝浦電気(株)総合研究所(現・(株)東芝研究開発センター)勤務。光デバイス,光半導体デバイスの研究開発に従事。2003年から2014年まで,東芝リサーチ・コンサルティング(株)フェロー。2006-2009年の間,科学技術振興機構研究開発戦略センターフェロー。2015年より早稲田大学非常勤講師。
日本学術振興会光電相互変換第125委員会名誉委員。ISO/ TC172/ SC9国内対策部会部会長。応用物理学会フェロー/微小光学研究会・運営副委員長。応用物理学会光学論文賞,大河内記念技術賞,文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門),日本学術振興会・光電相互変換第125委員会功労賞など受賞。志音会オーケストラ所属(ヴァイオリン)。2001年から,ピアノで伊賀健一氏(コントラバス)と“Duo21”で演奏。
日本学術振興会光電相互変換第125委員会名誉委員。ISO/ TC172/ SC9国内対策部会部会長。応用物理学会フェロー/微小光学研究会・運営副委員長。応用物理学会光学論文賞,大河内記念技術賞,文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門),日本学術振興会・光電相互変換第125委員会功労賞など受賞。志音会オーケストラ所属(ヴァイオリン)。2001年から,ピアノで伊賀健一氏(コントラバス)と“Duo21”で演奏。