最後に

医用画像に興味があっても周りに協働できる医師が見つからない事が多いとおもいますが、現在では匿名化された画像を入手することはそれほど難しくはありません。例えば、日本医用画像工学会では、CAD(Computer-Aided Diagnosis、コンピュータ支援診断)コンテストを毎年開催しており、参加者に実験用CT画像を安価に配布しています(図４)。 ここ数年は、腹部造影CT画像(非造影画像と門脈相画像^(注))が安価に提供されています。コンテストのための勉強会も開催されています。それ以外にも、国内外の各学会にて胸部画像や眼底画像などが公開されていますので、是非入手してみてください。 本記事の内容は、名古屋大学森健策教授、愛知県がんセンター三澤一成医師との共同研究です。